大腸カメラ

当院の大腸カメラでは以下の工夫でおこないます。

• 内視鏡ガイドラインに沿った鎮静剤による静脈麻酔を行っております。そのため検査中は眠ってしまうことが多く、苦痛を最小限に検査を受けていただけます。痛みに敏感なかたには、鎮痛剤も併用することも可能です。なお検査中は、心電図、呼吸数、 酸素飽和度また血圧管理の可能な生体モニターで監視して安全確保に努めています。
• 検査中また検査後のお腹の張りを軽減するために、腸管内への吸収が早い炭酸ガスによる送気システムを採用し、苦痛の少ない内視鏡検査を行っております。
• 体に優しい細径カメラ（直径11.7mm）を通常使用しておりますが、さらに太さ9.0mmの極細径カメラを導入しております。以前痛みで堪え切れなった人、やせ型の女性や高齢者、さらに癒着で挿入が難しい方に使用しております。
• 痛みを最小限にする挿入法の「軸保持短縮法」と「水浸法」を使い分け、従来の腸を伸ばして奥まで挿入していく方法をできるだけ避け、カメラを大腸の奥に挿入していきます。
• 特殊な光（LCI，BLI）で観察でき、さらに約60倍まで病変を拡大し、ポリープの性状を識別できるカメラを使用します。
• AI（人工知能）技術を駆使した内視鏡診断支援システム（富士フィルム：CADEYE）を導入しております。カメラ操作中にリアルタイムに病変の検出と鑑別が可能となり、AIとの共同作業大腸ポリープの鑑別と治療に役立っております。詳しくはこちら
• コールドポリペクトミー法および電気メスを用いたEMR法による日帰りポリープ切除術が可能です。
• 以前の検査で大腸がながく、挿入が大変だったかたには、カメラの位置確認のために透視併用でおこなうことも可能です。